フレディ・マーキュリーはなぜ「水銀」を名前にしたのか?
自然療法プラクティショナーの金澤千佳です
先日、話題の映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観てきました
SNSでも「すごい!」とか「号泣した!」とかいろいろ書かれていましたが、とんと興味が湧きませんでした
ところが、年が明けてからなぜか「観たい!」という気持ちがむくむくともたげて、何かメッセージがあるのかもと思い観に行ったのです
意図も簡単にハマってしまい、御多分に洩れず、号泣し、にわかQueenファンになって、ベストアルバムまで買った私です(苦笑)
私の映画評論などつまらないですが、やっぱり私はホメオパスなので、泣きながらも感動しながらもフレディ・マーキュリーのレメディーはなんだろうとずっと考えていたのです
マーキュリーとは水銀のこと
映画を観て初めて知ったのですが、(私はいわゆるQueen世代ですが、若いころ興味はありませんでした)フレディ・マーキュリーは本名ではなく、彼が自分でつけた名前です
タンザニアで生まれ、インドで子供時代を過ごし、17歳でイギリスへ〜
ペルシャ系のゾロアスター教徒とのこと、異色の人材とでもいうのでしょうか
その彼が、なぜ自分の名前をフレディ・マーキュリーにしたのか?
フレディは、フレデリックの短縮系で、ドイツ語が語源、意味としては「平和な君主」だそうです
マーキュリーは、水星をさす言葉であり、「変幻自在のトリックスター」を意味するとも言われます
また、ローマ神話の商業と盗賊の守護神メルクリウス(
ホメオパシーをかじったことがある方ならお気付きのように、マーキュリーは、水銀レメディーの英語名です
レメディーの特徴を考えるとき、その物質の持つ特性や背景がとても大切です
ローマ神話の神メルクリウスであると書きましたが、この神は天国からのメッセージを所有していてそのメッセージを地上にいる人々に分配しました
メルクリウスは、これらのメッセージを個人の利益のためだけに独占して使いたいという誘惑に駆られて、結局は商業や盗賊の神になってしまったのです
今で言うところの株などのインサイダー取引みたいな感じですね
頭が良いことを証明している神話で、レメディーとしてのマーキュリー(水銀)は、才能がありすぎる人々を現しているとも言えます
まさに、音楽の神様に魅入られたようなフレディ・マーキュリーの一面を現していると思います
水銀は、温度に敏感で反応しますが、不安定な鉱物です
それは、身体にも心にもそのような不安定さを抱えているのが特徴の一つです
保守的である一方で、革命的なアナーキストになる場合もあります
実は、自信がなくて内心ではビクビクしているけれど、表にはそうは出しません
自分への批判や反対に対してとても敏感で、時に暴力的になるかもしれない、自分に反論する人を殺したいと言う欲求さえ持ったり、自分の感情を害する人を憎むような側面があります
法を守りたいと言う欲求と暴力的衝動を持ってしまうと言う矛盾の中で葛藤があり、自分をコントロールするのにかなりのエネルギーを必要とします
レメディーとのシンクロニシティー
フレディ・マーキュリーは、45歳の若さでエイズによる肺炎で亡くなっています
HIV感染の急性期症状は、発熱・のどの痛み・だるさ・下痢など、風邪やインフルエンザに似た症状から、筋肉痛や皮疹などが出るなどです
HIVというのはウイルスの名前で、そのウイルスに感染したからといって、エイズ(AIDS)になる訳ではありません
フレディ・マーキュリーがHIV感染になった頃は、まだ死の病として恐れられていましたが、現在は、HIV感染が発覚してから早期に治療すると、エイズを発症する確率は随分低くすることが可能になっているのです
エイズというのは、HIVに感染した人が、免疫能の低下により23の合併症のいずれかを発症した状態のことをいうのだそうです
HIV感染の初期に出る急性期症状は、レメディーとしての水銀と一致するところがとても多いです
HIVウイルスそのものは、粘膜や血液から感染しますが、血液や粘膜は、水銀レメディーの影響を強く及ぼす身体領域と一致します
自分の健康や愛する人の健康について恐怖を常に抱えているという特徴もあります
不思議なもので、レメディーとしてのその物質の意味を知らないままに、選んで、その通りの方向に進むというのはよくあることです
これは、理屈じゃなくて自分の本質、つまり魂(ハイアーセルフ)が求めるものを嗅ぎ分けられる本能みたいなものを人は持っているのだろうと思います
彼はマーキュリーを「My Fairy King」という曲の歌詞「Mother Mercury」から取ったと言われています
初期の曲で1stアルバムに収められている曲です
Mother Mercuryとは「母なる水星」という意味で、自らをその息子と位置付けていたそうなので、いろいろな思い入れがあっての名前なのだろうと想像できますよね
彼は、乙女座なので、乙女座の守護星が水星なのも偶然ではないのでしょう
なぜなら、彼はデザインもしていて星座をグループの紋章のデザインにも取り入れているので、それも知っていたのでしょうね
水星とは、生まれながらにやはり縁が深いのでしょう
そして、それは水星であると同時に水銀でもあったのです
実は、水星と水銀はとても似ています
水星は、運行が速く、俊足のローマ神話のメルクリウスが当てられたとも言われています
水銀は、忙しく天球を移動する水星を結びつけ、また水銀は鉱物の中の金属ですが、液体であるという流動性が、自由に空を駆け巡ったヘルメス(ギリシャ神話の神でメルクリウスと同一視されている)の性格と似ていることから関連づけたとも言われているのです
フレディ・マーキュリーは水星だけを意識してつけた名前かもしれませんが、実際には水銀レメディーに近い形の人だったのではないでしょうか
名前などを変える、決める時というのは顕在意識で決めているつもりでも、実はハイアーセルフが大きく関わってきます(潜在意識ではありません)
フレディ・マーキュリーの溢れる才能と内側の矛盾、セクシュアリティーの問題、HIV感染とそのどれもが水銀レメディーの特徴と深く関わるっていることに驚きます
数秘的に見ても、7を持っているので「人生は、セミトレーラーのように過酷」と表現できます
彼は、歌うことを選んだというよりも、歌を選ぶ以外の道はなかったのではないかと思います
それが彼のいわゆるミッションではあるけれど、数ある中から選んだのではなく、もうこれ以外の道は用意されていなかった、それが才能あって神に魅入られた人の生き様になるのだろうと思います
だからこそ、彼の作る歌と歌声に多くの人が惹かれ亡くなって30年近く経った今もファンが増え続けているのでしょうね
遅まきながらこの映画に出会って、その恩恵に与れること、とても幸せだと思います
映画のクライマックスで、1985年のロンドンでのLive Aidでのパフォーマンスが流されるけれど、その1985年、私はアメリカにいました
ロンドンのLive Aidのあと、続いてアメリカで同じようにLive AIdが開催され、イギリスとアメリカのロッカーたちが一つになってアフリカを救うという大イベントでした
アメリカでは「We are the World」がリリースされ、ライオネル・リッチやマイケル・ジャクソンが歌うのを聞いていたことが思い出されて、青春の思い出ですが、ロンドンでQueenが出ていたとは、興味のない私は知る由もなかったのでした
それが、34年も経って知ることになり、Queenの歌が聴けるのは本当にありがたいし、今だからこそフレディ・マーキュリーの心の内側が少しわかるような気になっているのかもしれません
レメディーで分析するとメディアで伝えられている部分とは違う側面も感じられるのがホメオパシーのすごいところでもあります
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