結果の出せるレメディ使い

あなたの波動に合わせたレメディの選び方をお伝えしています

魔女御用達のレメディ

 
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オーストラリアに18年暮らし、その中で自然療法に出会う。ホメオパシーを中心にさまざまな自然療法を学び、2005年に帰国、それ以来新潟、東京、福岡でサロンを展開、多くのクライアントさまや生徒さんとご縁を結びながら、健康のサポートを行なっている
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波動を高めることで健康不安を取り除き、自由と時間を手に入れることができる

波動療法家(ホメオパス)の金澤ちかです

本日(10/17)のClubhouseでは、「魔女御用達のレメディ」というテーマでお話ししました

 

このブログ内には、「魔女」というキーワードのブログが他にも2件ありますが、いまだによく読まれているところを見ると、魔女志願者が現代には多いのだろうと思います

 

世の中には「美魔女」もいますが、それとはちょっと違う、むしろマントを被って、かまどの前でグツグツ大鍋で何かを煮ているそんなイメージですね

 

魔女御用達と言われるレメディ・5選

 

中世の魔女が好んだであろうレメディ5選をご紹介します

その前に、中世に活躍した医学者パラケルスス(スイスの錬金術師でもある)の名言をご紹介します

 

「あらゆるものに毒がある。毒のないものなどない。その毒の量によって有害かどうかが決まる」

 

ホメオパシーほど、その毒成分を有効に使ったツールはないと確信します

 

Aconite (アコナイト・ヨウシュトリカブト)

 

ホメオパシーをちょっと齧ったことのある人なら誰でも知っている、一番有名なレメディといえば、この「Aconite」ですね

Aconiteの特徴は、もうみなさんよくご存知だと思いますし、少し前のClubhouseでもこの「Aconite」を特集したのでここではレメディについての詳細は控えます

 

トリカブトといえば、とても毒性が強いことで有名で、昔なら「2時間サスペンスドラマ」で殺人事件の凶器にもなった有名な植物です

茶花としても知られていて、以前習っていた茶道の師匠のご自宅にはこの「トリカブト」が植っていました。

紫色の可憐なお花で、とても人を殺せるような毒を持った植物には見えません

もともとは、イギリスのイングランド地方南西部に自生していた植物で、修道士(monks)が着る服の頭巾(hood)=今のパーカーみたいな感じ、に煮ているので、monkshoodという名前を持っています。Aconiteという名前は、学名になります

 

主な毒成分は、アコニチンで、この毒をとると、喉をかきむしり、皮膚の下をありが這い回っているような恐ろしい感覚に悩まされるようになるそうです

 

一方で、神経痛などの鎮痛剤として局所的に利用されていたといいます

 

レメディとしても、ポーテンシーの低いものを終末期医療として痛みの軽減に使うと習いました

 

さて、中世の魔女は、これをどう使ったか?

 

それは、「空飛ぶ軟膏」の材料だったのです

 

この後ご紹介する他のレメディと混ぜて、その軟膏は作られたようです

その他のレメディに含まれる毒成分のこのアコナイトの「アコニチン」を解毒する作用があるというので不思議な関係ですね

 

かつては、サソリの解毒や狼男への変身を防ぐ秘薬と考えられていたこともあったようです

 

Belladonna(ベラドンナ・セイヨウハシリドコロ)

 

学名は、Atropa belladonnaと言いますが、このatropaはギリシャ神話に由来する女神の一人だそうです

なんと、運命の糸を断ち切る役割があったそうです

belladonnaは「美しい女性」を意味します

そのせいか?これは、メス要らずのプチ整形の秘薬だった時代もあります

昔の社交界でも、美人はお得、美人の一つの象徴は「目の大きさ」で、目を大きく見せるために、このベラドンナの生薬から絞ったエキスを点眼剤として目にさすと、瞳孔が開いて目が大きくなる作用を利用したのだそうです

もちろん、とても危険な行為です、良い子は真似しないように!(笑)

 

中世では、先程のAconiteと同様に「空飛ぶ軟膏」の材料の一つでした

 

サバトと呼ばれる魔女や霊の集会へ飛んでいくような不思議な感覚をもたらすのだそうです

 

私は、知らなかったのですが、1960年代に魔術が復興すると、再びベラドンナが利用されるようになり、有名な魔法使いロバート・コクランが1966年に死亡する事件が起きたそうです!

 

現在でも、消化性潰瘍による痙攣痛や泌尿器系の痙攣に処方されています

ただ、過剰に摂ると、見当識障害・幻覚・昏睡あるいは死を引き起こすのでとても注意が必要です

 

間違っても、自然の中で見つけても食べるような行為はしないでくださいね

 

Hyoscyamus (ヒヨス)

 

その独特な花の姿から、「Devil’s eye」(悪魔の目)という別名があります

古代には、局部麻酔及び全身麻酔に利用されました

古代エジプトでは、燻ったヒヨスの煙を口に含ませて、歯痛を和らげていたそうです

 

古代ギリシャでは、デルポイの巫女が神託を受ける際にこの植物を使ったとも言われています

 

また、ギリシャ神話では、冥界に向かう死者を混乱させる役目を担っていたとも言われています

 

ヒヨスと一緒に葬られた死者は、冥府の河のほとりを彷徨っているうちに前世のことをすっかり忘れてしまうのだそうです

 

そして、このヒヨスも「空飛ぶ軟膏」の材料の一つです

 

ヒヨスを医学的に利用した医師の話によると、患者は深い眠りの中で、実際に空を飛んでいるような感覚を覚えることがあるそうです

 

また、歩いていると地面から浮くような感じがするとも言います

 

成分の一つであるスコポラミンは、麻酔や乗り物酔いの前投薬にも利用されるそうです

 

Digitalis (キツネノテブクロ)

 

この植物も極めて毒性が高いので注意が必要です

 

名前(キツネノテブクロ=Foxglove)の由来は、諸説あるようですが、「妖精の手袋=folk’s glove」が転じたという説もあるそうです

 

狐と妖精ではイメージが全然違いますね

ウイリアム・ウイザリングの著書の中でこの植物で病気の治療に成功した例を200件以上紹介しているようですが、そのほとんどが心不全です

ウイザリングは、その使い方を村の年老いた女性から教えてもらったそうですが、それこそ魔女だったのかもしれないですね

 

今でも、この植物から抽出されるジギタリスは、心疾患の治療にはなくてはならないものであり、レメディとしての使い道も同じように心疾患に対して効力を発揮します

 

Stramonium (ヨウシュチョウセンアサガオ)

 

花の匂いを嗅ぎすぎると、中毒を起こして放心状態や錯乱状態になる猛毒の植物です

 

中央アメリカの呪術師ドン・フアンいついて記した本によると、このStramoniumは、「呪術的な力」をもたらす植物と言われています

 

ブードゥー教という宗教では、ある種のチョウセンアサガオが「ゾンビ・パウダー」の材料に使われていたとか

ゾンビ・パウダーとはなんぞや?

 

これは、投与すると死後にゾンビ化すると考えられた秘薬で、反社会的な罪を犯した者に投与されていたそうです。犯罪者をゾンビ化して、労働で酷使しようという意図があったようです

 

また、この花は、今も聖なる花として、シバ神の祭りの際に寺院に奉納されているそうです

なぜなら、シバ神がチョウセンアサガオの煙を吸うのを好んだからだそう

 

煙には、喘息の症状を抑える効果あります

 

ベラドンナやヒヨスと同じトロパンアルカロイドを含んでいて医学的な効能効果も中毒症状も似ています

 

実は、この花、日本では麻酔を開発した華岡青洲の麻酔薬「通仙散」の主要原料なのです

 

日本でも馴染みのあるお花ということになります

 

 

まとめ

 

 

ご紹介した5つの植物(レメディ)のうち、3つがナス科の植物です

 

  • Belladonna
  • Hyoscyamus
  • Stramonium

ファミリー(科)が同じ植物は、見た目も中身もやはり似ています

ナス科の植物には毒性の強いものが多く、レメディになっているものも多いのですが、「幻想」「幻覚」「思い込み」「妄想」「嫉妬」「猜疑心」などがレメディ的にはキーワードになるものが多いのも特徴です

 

植物としての科学的な特徴は、レメディになっても多くは変わることがありません

 

成分(毒であってもなくても)がどれほど薄まって、検出されない状態になっても、その成分のもつ特徴は、波動として記憶されているからならではの、ホメオパシーですね

 

薄まっていても、同じような症状に使われるのですから、「成分は生きている」と言えると思う理由もそこにあります

 

今も昔も魔女は、薬を使うのが上手!

アマゾン川流域では、今もシャーマンが活躍しますが、彼らが使う植物もレメディになっているものは多いのです

 

魔女であってもなくても、レメディの恩恵に与れる私たちは幸せだなと思うのでした

 

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