「ニセ科学のホメオパシー」と呼ばれてしまうワケ
ホメオパシーがニセ科学だのカルトだのと言われるのは、発信しているこちら側に問題があるからです
あなたらしい人生をサポートする自然療法プラクティショナーの金澤 千佳です
参議院選挙も終わり、結果の数字だけを見ればあまり変わっていないようにも感じますが、今回は違う意味でも興味深く選挙戦を見ていました
というのも、台風の目とも思えた山本太郎さんが今年の2月にホメオパシーに絡む発言をしていることがわかったからです
それも、私のスマホに上がってきた記事だったので、私がホメオパシーを常日頃発信したり、そういう記事を読んでいるのをビッグデータとして認識されているからですよね
そのせい(おかげともいう)で読めたのだから今回は良しとしよう
ホメオパシーのカルト化
その記事とは、こちらになります
ニセ科学「ホメオパシー」の実践が危険な理由〜毒物のヒ素さえ薬にしてしまう謎理論〜
かなりインパクトのあるタイトルです
私も思わずクリックしていました
書いた方は、名取宏さんという内科医の方ですが、個人的にホメオパシーへの悪意があるということは感じないし、真っ当なご意見だろうと思います
これを読めば、多くの方が「ホメオパシー」というものに懐疑的な印象を持って当たり前だし、むしろ怪しいものとして捉えて当然という感じです
私も、随分前に某団体が「般若心経」のレメディを販売していると知って唖然としたので、一般のホメオパシーを知らない人にとってはカルト集団として映っても不思議でもなんでもありませんね
この「般若心経」のレメディは、生霊などに憑依された時に使うのだそうです
医療というより加持祈祷の類だとこの内科医はおっしゃっていますが、これも至極真っ当なご意見です
もし、生き霊に取り憑かれたなら、般若心経を唱えれば良いことです(因みに個人的には生き霊に取り憑かれるということ自体はあると思っています)
どうやってこのレメディを作ったのだろうという疑問も大いに残りますし…
こういうセンセーショナルな部分だけを取り沙汰されるのでいつになっても、ホメオパシーは正しい認識をされないのだなということが残念でなりません
生き霊に生き霊のレメディはホメオパシーではない
一つ、この記事にツッコミを入れるなら、その般若心経と生き霊についてです
この方は、生き霊に効くレメディを使うなら、「生き霊」を何度も薄めてレメディを作らなければならないのに、さすがに材料の生き霊が手に入らなかったのだろうと言っています
さすがの皮肉たっぷりですが、実は、これ違います
生き霊という材料が手に入ったとしてそれからレメディを作って生き霊に取り憑かれた人に与えるとしたら、それは実はホメオパシーではなく「アイソパシー」になるからです
ホメオパシーとアイソパシーは違います
ついでに言うと、トートパシーというのもあります
ホメオパシーはあくまで「似たものが似たものを治す」という理論なので、生き霊に取り憑かれた場合、必要なのは生き霊そのものではなく、似たものなのです
その似たものが「般若心経」だったというわけですね
でも、本当に生き霊に似たものが「般若心経」なのかは私にはわかりません
新しいレメディを開発するには、プルービングという作業が必要になります
盲目治験を何回も行って、得られたデータがそのレメディの特徴として定義されなければならないので、それがこの「般若心経」で行われたかどうかは知る由もありません
癌細胞から作られた「Carcinosinum」というレメディがあります
ある人が、このレメディの特徴に似た症状を持っている場合にこの癌レメディを摂るなら、それは「ホメオパシー」です
しかし、癌を患っている人がこのレメディを摂る場合は、ホメオパシーではなく「アイソパシー」として定義されるのです
実際、癌を患っている方にこの癌レメディを摂ってもらうことがありますが、これはかなり高度な技術を必要とするテクニックになります
つまり、「アイソパシー」は、原因となる物質そのものを摂ることであって、似たものであるホメオパシーとは違うのです
この内科医の方の論点はそこじゃないと言われるでしょうが、そこまできちんと調べて書いて欲しかったと思っています
ホメオパシーがカルトだと誤解されることが悔しい
話しを戻しまして、この記事と山本太郎さんの関係について書かなければなりません
この記事の冒頭にそれが書かれています
今年2月、参議院議員の山本太郎氏が、日本母親連盟を批判する際に取り上げたことでも注目を集めた民間療法「ホメオパシー」。ヨーロッパ発祥の民間療法の実践が危険な理由とは?
<ネットより引用>
ここに出てくる「日本母親連盟」をご存知ですか?
私は恥ずかしながら、この記事を通して初めて知りました
今回の選挙でも政治団体として活動し、特定の候補者の応援もしていたようです(落選されましたが)
この「日本母親連盟」に呼ばれて講演したのが山本太郎氏で、その講演会で主催者であるその団体を徹底的に打ちのめす内容で批判したのでした
その中に、ホメオパシーも登場するのです
なぜなら、この日本母親連盟と深く関係しているあるホメオパシーの団体があり、また顧問になっているある医者が有名な方でこのホメオパシー団体ともよく一緒に活動されています
この団体とは、言わずもがな「般若心経」のレメディを作った団体です
山本太郎氏は、この講演の中でさらにその団体で商品化されている「福島の土」のレメディについて話していて、「放射能を信頼して、その自信の中で病原体や放射能に負けない免疫力を取り戻すことができる〜」という主張に対しても、何を信じるかは全くその人の自由であるけれど、自分の主義主張とは相容れないということで選挙で一緒に活動することは丁寧にお断りされたようです
この2月の講演は、ネットにて「日本母親連盟」で調べるとYoutubeにも上がっていますし、山本太郎氏の全スライドも見ることができるのでご興味のある方は、お調べになってみてください
ここにリンクすることは控えます
他者の信ずるものをどうこういうことはできないし、ナンセンスです
それを承知の上で敢えて言わせてもらうならこうやってホメオパシーがカルトだと誤解されることが私は一番悔しいし、我慢できません
こんなことを書くと、私が批難されるのかもしれませんが(過去にもありましたから)、1週間考えてやっぱりこのことをブログに書こうと思いました
なかったことにはできない性分です
「般若心経」や「福島の土」のレメディを使いたい人、その効能を信じる人は、その道を行けば良いし、これは本来のホメオパシーでないと思う私は、それを自由に発言する
そういう言論の自由がまだあると思いたいので書きました
冒頭にご紹介した記事は、下記からお読みいただけますのでご興味のある方はどうぞ!
ニセ科学「ホメオパシー」の実践が危険な理由〜毒物のヒ素さえ薬にしてしまう謎理論〜
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