ホメオパシーで冬に子どもがよく罹る病気を対応する方法
自分らしく生きる更年期美人計画スペシャリスト・自然療法の専門家、森本千佳です
秋から冬に向けて幼稚園や保育園・学校などの集団生活の場でかかりやすい病気について学び、ホメオパシーを中心に家庭でどのように対策を立てていくかについてご紹介します
インフルエンザの予防接種の薬が足りないというニュースも流れていますが、慌てず、家庭でできることをやってみましょう
ホメオパシーとノロウイルス&ロタウイルス
ノロウイルス
感染性胃腸炎の原因となるウイルスの一つです。潜伏期間は24〜48時間です。食中毒の原因ですが、食品内では増殖せずに人の腸管内で増殖するのが特徴です
また、感染力が非常に強く少量でも感染します。食べ物から直接感染する以外に人から人へも感染します。主な症状は嘔吐・下痢・発熱です。通常1、2日で治癒します
ほとんどの場合自宅治療が可能とされています
ロタウイルス
ロタウイルスによって引き起こされる胃腸炎で「嘔吐・下痢症」とも呼ばれます
潜伏期間は48時間で乳幼児の場合4、5日続きます
感染力が非常に強く0.01mlの下痢便が手についてる人が作った食事を食べると1万人が感染するくらいの威力です
主な症状は、水様便で白っぽくなることで知られ、さらに嘔吐も繰り返します
重症になると脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です
ウイルスのため、基本的に治療方法はありません。免疫力(体力)勝負です
家庭でできること
【ノロ・ロタウイルス感染】
水分補給と安静
経口補水液の作り方: 水 1L
塩 小1
砂糖 大4と1/2 混ぜ合わせるだけ。好みでレモンなどの果汁を加える
ホメオパシー
Arsenicum(アルセニクム=ヒ素):食中毒、吐き気と嘔吐と下痢が同時に起こる。悪寒、極度の疲労、冷水を飲みたいが飲むと吐いてします。
Ipecacuanha(イペカク):吐いても吐き気は良くならない
ホメオパシーとかゆみ・寒冷蕁麻疹
寒さと空気の乾燥で肌の水分が奪われて起こるのが、冬の体のかゆみの原因です
また、掻くことで肌の表面が傷つき、そこからかゆみの原因となる物質が内部に侵入しやすくなることも一因です
家庭でのケアや予防が十分に可能な症状と言えます
家庭でできること
【かゆみ】
保湿(自分に合う保湿剤を上手に使う)
部屋の温度管理(肌を乾燥させない暖房器具の利用、こたつやホットカーペットを避ける)
衣類の選択
ホメオパシー
Arsenicum(アルセニクム=ヒ素):焼けるように痒くてヒリヒリする湿疹や蕁麻疹に。冷やすと悪化し、温めるとよくなる、寒冷蕁麻疹にも
Urtica(ウルティカ):チクチクと刺すような激しい痛みのある蕁麻疹に
暖かさ、入浴、運動で悪化
Apis(エイピス):ヒリヒリ、チクチクして痛かゆい蕁麻疹に。患部はプクッと赤く腫れている
Graphites(グラファイト):湿ってジクジクした湿疹。頭、顔、掌や指、耳の後ろなどの痒くひび割れる傾向の湿疹に
Sulphur(サルファー):温めると悪化する湿疹。激しいかゆみを伴う
掻くと痛みとかゆみがさらに酷くなる傾向
Natrum mur(ナトムール):かゆみがあまりない、湿った水っぽい湿疹に
日光に当たることで起きる蕁麻疹や激しい運動の後の発疹などにも良い
Rhus tox(ルス・トクス):痒くてヒリヒリと痛く腫れた、小さな水疱を伴う場合に
湿気のある寒い天候で悪化、温めるとよくなる
ホメオパシーと食中毒
食中毒というと梅雨から夏にかけてが多いと思われがちですが、実は冬に一番発生しています
食中毒の原因の多くがノロウイルスだからです
食中毒の大半は細菌とウイルスです
食中毒の発生件数は細菌の方が多いのですが、患者数はウイルスの方が多くなっています
ノロウイルスは感染症でもあり、食中毒でもあるのです
※ノロ・ロタウイルス感染を参照のこと
ホメオパシーとRSウイルス感染症
乳児の代表的な呼吸器感染症です
潜伏期間は4〜5日、鼻水・咳・発熱などの症状が現れます
3割の人はその後、呼気性喘鳴や気管支炎などを発症してしまいます
重症化して入院する人も1〜3%います
治療法として対処療法で解熱剤・鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬や気管支拡張薬などを用います
家庭でできること
水分補給と安静
現代医療では対処療法のみなので、様子をみながらホメオパシーを使うことは可能。
ホメオパシー
Aconite(アコナイト):発熱や悪寒。初期症状に
Arsenicum(アルセニクム=ヒ素):悪寒、水っぽい鼻水、発熱、落ち着きがない
Belladonna(ベラドンナ):突然の高熱、喉が渇かない、せん妄(幻覚)
Ferr-phos(フェラム・フォス):風邪の引き始め、気管支の炎症や感染があるときに。喉が痛痒い
Gelsemium(ジェルセミウム):震えと悪寒、まぶたが重い、ゆっくり症状が現れる
Hepar sulph(ヘパ・サルフ):痰を伴う咳、咳をしてもなかなか痰が出ない、寒さに敏感
ホメオパシーと気管支喘息
喘息(ぜんそく)は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)が、アレルギーなど炎症によって敏感になり、けいれんを起こして狭くなることで起こります
喘息(ぜんそく)の症状としてはのどが「ゼーゼー、ヒューヒュー」いう喘鳴、呼吸困難、発作性の激しい咳・痰、急に動けなくなる、胸の痛み、動悸、息切れ、背中の張り、空咳などが挙げられます
日本では、子どもの5~7%、大人の3~5%が喘息(ぜんそく)にかかっているといわれています
子どもの喘息(ぜんそく)は男子に比較的多く、アレルギーが原因であることがほとんどとされています
小学校高学年ぐらいから発作がなくなる時期がありますが、20~30歳代に再発することもあります
アレルゲンとなるものは、ダニ、ハウスダスト、ペット、花粉、食物で、アレルゲン以外の原因としては、運動、たばこ、過労・ストレス、風邪などの感染症、大気汚染、天候・気温の変化、香水の匂いなどが挙げられます
家庭でできること
発作時には薬の使用をためらわないこと
普段からホメオパシーとの併用は可能
ホメオパシー
Arsenicum(アルセニクム=ヒ素):息切れを伴う咳に、体はとても冷えて、強い不安を感じる、夜中に悪化する傾向
Antimonium tart(アント・タート):痰が少ないにも関わらず、胸が痰でいっぱいになっているかのようなゴロゴロという音を伴った息苦しい咳に、小さい子供の百日咳にも
Ignatia(イグナシア):喉がつまる、痙攣のような短い乾いた咳に
Ipecac(イペカック):窒息しそうなゼーゼーいう咳、吐き気や鼻血を伴う
Causticum(カウスティクム):乾いた冷たい風邪で発症した咳、声枯れがしばしば付随、痰の切れない乾いた咳で喉がむずむずする
Drosera(ドロセラ):息苦しく、胸の奥から吠えるような咳に。痙攣するような咳。ムカつきや吐き気があり嘔吐することも
Phosphorus(フォスフォラス):痰の切れない乾いた咳が出て疲労しやすいばあいに、声がかすれることも、温度変化で悪化する
Bryonia(ブライオニア):動きによって悪化、強い乾きと痛みを伴った咳に。
Pulsatilla(プルサティラ):夜、横になると悪化して出始める咳出、出たり落ち着いたりとしつこい性質
Hepar sulph(ヘパ・サルフ):乾いた咳で、胸が不快なのに痰を吐き出せない場合
まとめ
秋から冬に子どもが罹りやすい病気についてまとめてみました
上記の疾患でホメオパシーをご家庭で使う場合のポーテンシーは、基本30Cになります
また、飲み方などは、下記のブログ
「ホメオパシーで急性疾患と慢性疾患に対応する上での基本を学ぼう」
をご参照くださいね
ホメオパシーの良いところは、レメディーで病気に対応していると、段々と免疫力や自然治癒力が上がるので病気に罹り難い身体になることと、罹っても軽く済むだけの体力がつくことです
最初は、ちょっと難しいとか面倒くさいとか思うかもしれませんが、身体が変わっていくことを実感すると楽しくなりますよ〜
安全に使いながら楽しい夏を過ごしていただけたら嬉しいです!
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