女としての滞りを解消する
自然治癒力を高めることで健康不安を取り除き、自由と時間を手に入れることができる
ホメオパス(自然療法家)の金澤ちかです
Sepiaは、イカ墨を原料としたレメディです。
皆さんは、「イカ墨」と聞いてどのようなイメージをもたれるでしょうか?
実は、Sepiaを必要とするクライアントさんの9割近くが女性と言われています。
イカは子宮の形?
イカ墨と女性ホルモン
私もホメオパシーの学生の頃、恩師に見てもらっている時に、出されたことがあります。更年期を迎えたころにもよく摂っていました
女性がこのレメディを必要とする時に、共通するのは、そのホルモンのアンバランスです
つまり、月経にまつわる問題や更年期の不定愁訴ですが、その人間的な部分に焦点を当ててみるとまた興味深いのです
Sepiaのキーワードは、「失望」「重力」「衝動」です。人は、傷つくと、心の傷を修復するために、頑固になり、支配するようになります。そうなると、愛していた人が憎しみの対象となってしまうことが起こり得ます。
愛を感じていても、それを相手にうまく伝えることが苦手で、むしろ異性に対して嫌悪を持つことさえあります。また、下へ下へと下降する重力を体だけでなく、精神面でも感じていて、そのバランスを取ろうと努力するために、精神疲労を起こしています
このため、自分だけでなく、例えば部下や雇っている人間に対しても酷使したり、完璧を求めたりする傾向が強いのです。
またSepiaは、一人でいることが好きで、常にどこかに行きたいという衝動を持っています
従って家庭におさまるというよりも家から飛び出して新しい場所へ行きたがる傾向があるのです
一人でいることで感情のバランスをとっているとも言えます。かといって、実は見捨てられることを非常に恐れてもいるのです
雷雨が好き
特筆すべきことは、雷雨が好きなことでしょう
雷の音は、重力を減らし、何かを目覚めさせてくれる情熱でもあるからです
Phosphorus(燐)というレメディが、「雷雨」が大の苦手なのと正反対です
雷が鳴ると、なんだかワクワクしてくる、血が騒ぐ、そのように感じるレメディです
実は、私もそのタイプです(笑)
同じように雷雨好きなのが、Carsinosinum(癌)レメディです
骨盤が歪んでいるから
重力というキーワードは、体にも共通しています
臓器が下に下にと下がる、内臓下垂、中でも子宮下垂が疑われるケースが多いです
もし、あなたが足を組んでいるなら、子宮下垂を疑った方が良いかもしれません
子宮を体外に落とすまいとして、本能的に足を組んでいると言われているからです
足を組むという動作は、骨盤の歪みの原因の1つですが、まさに骨盤に弱みを抱えているのがSepiaだとも言えます
台風一過に現れた女性
以前のことですが、台風一過でよく晴渡った午後、kさんはサロンを訪れました。
48歳で、更年期と呼べる年齢に差し掛かっていました
主訴は、月経時に現れる偏頭痛ですが同時に、緊張が高まり、おろおろするとのことでした
すべてが、月経の始まる10日前に変わると言います
乳房が大きくなり、エネルギー(体力)が落ちるという症状です
いわゆる月経前症候群(PMS)と呼ばれる症状のように見えます
ホメオパスは医師ではないので病名をつけることはできません
心の中でPMSと思うだけです
また、ホメオパシーにおいては、病名はあまり意味を持たなく、どんな症状かを詳しく知ることが大事で、むしろ病名から来る思い込みや偏見を持たない方が良いとされています
意地悪な人に囲まれる夢
ここ8ヶ月くらいは、記憶力も低下していて、人の名前や買い物リストを忘れてしまう、これが月経時にはさらに悪化すると言います
飲酒・喫煙量が増えているとのことでした
天候に左右され、暑いと症状が悪化し、鬱っぽくなる、食べ物は野菜・鶏肉・醤油・熱い食べ物が好き
部屋がいっぱいあって、人が大勢いる(意地悪な人たち)夢をよく見るとのこと
また、夢の中で彼女は一日中掃除をしていて、そこへ祖母がやってきて、彼女をいきなり打ったそうです
頭部、首の後ろ、肩に凝りがあって重く何かがのしかかるように感じるのこと
朝が一番体調は良く、パートナーと口論すると、その日は夢の中で自分に可哀想なことが起こるそうです
頭痛は、コメカミに強い圧迫を加えると楽になり、月経前に悪化します
常にイライラしていて、フラストレーションが溜まっていて、そんな自分が可哀想でたまらない
自分はなんて不幸なのだろうと思うとのこと
パートナーに対する復讐心があり、非難してしまいます
ひとりになりたいけれど、実際ひとりになると恐怖が湧いてくるそう
洗練された洋服を着ていて、眉間にシワを寄せて時々、涙ぐみながら症状を切々と訴える女性でした
Sepiaを処方したら…
Sepiaを処方して、ひと月後に再び来てもらうと、表情が晴々としていて、眉間にシワを寄せて時々微笑みを見せながら淡々と語りました
ストレスが消えて、気持ちがとても楽になったということでした
頭痛はまだあるけれど、痛みの強さが減り、期間も短くなったとのこと、同じようにSepiaを処方して、様子を見てもらうようにしました
笑顔になっていくクライアントさんを見るのは、セラピストにとっては至上の喜びです
来る度に、顔が変わり、症状は多少逆踊りするようなこともありましたが、約半年間、通っていただき元気になった彼女を送り出した頃には季節が変わって、春が近づいていました
Sepiaの特徴
症状
- 女性の病気、特にホルモンのアンバランスと関係のある月経前症候群(PMS)
- 更年期
- 疲労が伴う病気
性格と気質
- 精神的沈滞(混乱、思考困難など)
- 一人になりたい
- 愛するものへの無関心
- 否定的な態度
- 愛情を与えることができない
- 無口、口が重い
- メソメソ泣く
- 感情的沈滞(無関心)
- 起こりっぽい、嫌味をいう
- 意地悪
- 家ではイライラするが外では社交的
- ダンスが好き
- 妻・母としての義務感が強く、自分のための主張ができない
症状が好転する要素
- 暖かさ
- 占拠されること
- 精力的な運動
- 新鮮な空気
症状が悪化する要素
- よどんだ雷の天気(ただし、雷は好き)
- 月経前
- 早朝と夕方
- 身体の左側
身体的特徴
- 背が高く、痩せていて、お尻が小さい
- 髪の色は濃いめで目は茶色、鼻から頬にかけてシミがある
- 女性の場合、魅力的でエレガント
- 俯いた感じで座り、腰のあたりが不安定に感じ足を組む
- 典型的なSepiaの女性像は、やや背が高く細い女性、骨盤が狭い
- 体つきや動きは少々男性的
- 肌は少しくすみがあり、黄身がかっている傾向
- パーティーでは、素敵な存在
- 内側に葛藤があっても、快活で機知とユーモアのある話をする
- ダンスが大好きで、輪を描くように躍る
- パーティーで初めて会った人は、別の日に会うと別人のように感じる
セルフケアで使う場合のポーテンシーは30C ですが、ホメオパスの処方は違う場合が多いと思います
私もこのSpiaを使う際は、特別な手法を使いますが、それがとても良い結果を生んでいます
セルフケアにはどうしても限界があります
風邪などには良いのですが、ホルモンバランスを崩している場合などは、やはりホメオパスに見ていただくことをおすすめします
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