結果の出せるレメディ使い

あなたの波動に合わせたレメディの選び方をお伝えしています

あれから12年…

 
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オーストラリアに18年暮らし、その中で自然療法に出会う。ホメオパシーを中心にさまざまな自然療法を学び、2005年に帰国、それ以来新潟、東京、福岡でサロンを展開、多くのクライアントさまや生徒さんとご縁を結びながら、健康のサポートを行なっている
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波動を高めることで健康不安を取り除き、自由と時間を手に入れることができる
波動療法家(ホメオパス)の金澤ちかです

 

東日本大震災から12年が経ちました

当時は、東京在住でしたので、揺れもかなり感じましたし、停電や放射能漏れの心配を抱えながら過ごした日々を忘れることはできません

あの日は、今日より寒かった…

 

地震後、千鳥ヶ淵で見た桜が今も脳裏に焼き付いています

4月に入っての桜でしたから、今思うとやや遅めに咲いた年だったのですね

(今年2023年は、早めだそうですね)

地震を不安に思いながらも桜が見れている自分、当時は、経済を動かすことも大事だ!そう思って動いていたと思います

地震から約ひと月後、福島にレメディをたくさん持っていきました

その時のブログが今も別のところに残っているので、今回改めてこちらにまとめました

私自身、3/11に必ず読み返すブログなので

もし、良かったお読みください(修正せずに当時の文章そのままです)

地震が起こる数日前、京都に出張でした

東京を経つ日、言いようのない不安感に苛まれ、震えがくるほどだったのです

その時には、理由がわかりませんでした

そして、京都から戻った翌日に地震が起きました

一日ずれていたら、すぐには東京には戻れなかったでしょう

虫の知らせを後にも先にも感じたのは今のところこの時だけです

 

1回目の福島 2011年4月2日

 

 

福島県伊達市梁川町にあります、県立梁川高校に支援物資の輸送に行って来ました。その際、支援物資購入のために、多くの知人、親戚などに寄付をお願いしました。そのご協力頂いた方々へのレポートをこちらに掲載させて頂きます。。

レポートからのコピーペーストのため、多少読みにくい箇所があるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。

ご縁があって、福島に支援物資の輸送に向かう

3月31日の朝、セラピスト仲間であり、ご近所でもある樋渡志のぶさんから福島の避難所で物資が足りなくて困っているとのメールを頂き、即決、日本クラシカルホメオパシー協会の仲間と物資を運ぼうということになりました。

樋渡さん経由で避難所の代表を勤めていらっしゃる椀澤さまと直接携帯電話でお話しができました。31日の朝の時点で野菜がキャベツ2個しかないとのこと。野菜や肉などが極端に足りなく、栄養状態がよくないとのお話しを伺いました。

2日の土曜日に直接運びたいと申し上げ、欲しいものを言っていただく。こういうものが欲しいだろうと送られても、だぶったり、避難者の年齢などの偏りがある場合には、不要な物だったりすることもあると聞く。

葉ものを中心とした野菜、良質のタンパク質が全く摂れていないので、肉類、調味料、冷蔵庫がないため日持ちのする乾物類、米、衛生用品(シャンプーなど)を中心に集めることとなりました。

まずは、物資を買うための寄付を集めたり、ご近所の方には、物資で寄付をして頂いたり、時間のない中で、多くの方のご協力を頂き、前日の1日(金曜日)には、かなりたくさんの物資を調達することができました。

東北自動車道を北上!

2日の朝、4名で東北自動車道を北上、途中の栃木県内のサービスエリアで昼食を頂く。春休み最後の週末のせいか、子連れの家族旅行者を多く見かけ、食堂も賑わっている。

ここから1、2時間も走れば、被災地なのだという実感が全く涌かない日常の風景がそこにあった。その後、鬼怒川辺りから車もかなり減り、順調に福島へ。

道路は、地割れの後を応急処置しているらしく、でこぼこがちらほらと。その日、東京の気温は19度の予想だったが、福島県内に入ると急に気温が下がり、車も極端に減り、自衛隊の災害支援の車が目につくようになる。国見インターで高速を降り、国道に入るが、閑散としている町並みが少々気にかかる。

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梁川高校到着

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梁川高校に到着、晴れてはいたが、風の冷たさにびっくり4月とは思えませんでした。代表の椀澤さまとは初対面、お若いのにびっくり。28歳とのこと、自ら被災者でありながら避難している方々のために奔走していらっしゃいます。

若さと情熱で機動力のある活動をしておられました。避難していらっしゃる方のほとんどが、原発による屋内退避の南相馬市の方々。

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また、6割が高齢者とのことでした。なるべく、出来ることは何でも自分たちでしたいとの意向で、役割を分担しながら、いつ終わるか分からない避難生活を続けていらっしゃいます。ただ、春休みが終わるまでには、避難先の変更を迫られているとのことで、今後旅館などに分かれて避難生活が続く予定だそうです。

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原発から避難することの意味

今回の地震は、津波の被害で家が流されて身一つで避難された方が多いなか、福島の原発からの避難は、少し意味合いが違うことが実際に行ってみてよくわかった。

高速道路を降りてから高校までの道のりは、のどかな田園風景が広がり、一見、壊れた家も全くなく屋根瓦に被害がある程度。道路の地割れも1カ所しか見当たらず、とても3週間前にあれだけの地震があったようには思えない。

高校の外には、地震前と変わらない普通の生活があった。自分の家がある、地震の直接の被害はそれほどでもない、それなのに家に帰れない方々の切なさ、割り切れない気持ちは、幾ばくか…そして、その原発は、福島に電気を供給しているのではなく、物資を届けている我々東京の人間が何も考えずに使って来たことを思うと、言葉がなかった。

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避難所での生活

南相馬市は、ご存知のように一部地域が避難指示、一部地域は屋内退避となっている。地震後、サイレンが鳴り、30分ほどで身支度をして着の身着のままで家を出なければならなかったそうだ。

また、様々な理由で家を離れられない方々もいて、食料の配給は3日に一度とのこと。スーパーなどが閉まっている中、むしろ食料調達は、難しい。そういった方々にもこの避難所にある食料を配付したいと明日からまた、車で南相馬に入ると、椀澤さまは、笑顔を見せていた。

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避難所では、規則正しい生活をして、健康を守りたいと、真面目にラジオ体操をしているとのこと。22時就寝、6時起床、7時朝食、12時昼食、19時夕食とルールを決めているそうだ。体育館でお話しを伺ったが、僅か1時間の間でも足下から底冷えしてくる環境だ。

若さと気力でがんばり続ける代表の椀澤さまには、レメディーのArnicaをお渡しし、避難している方達の心のケアにとRescue Remedyを置いて来ました。少しでもみなさまの不眠や不安が解消されればと願うことしかできませんでした。

今、私たちにできることは?

今回、みなさまの温かいお志とご協力を頂いて、こうして僅かばかりですが物資を届けることができました。メディアの報道で語られるのは、一つの真実ではありますが、すべてではないとの当たり前のことに気づかされました。人間の数だけ真実があります。

避難生活はまだ始まったばかり、原発からの避難の場合は、街が復興しても我が家に帰れる保証はない。先行きが全く分からない中、皆さんの思いはどんなだろうか。

10人の被災している方がいらっしゃれば、そこには10人の生活があり10の思いがあります。今、日本は変わる時だとみんなが言います。私もそう思います。ただ、まだ具体的なその方法が見つかりません。

その大きな命題が今の日本人全員いや、世界中の人々に突きつけられている事実を重く受け止めつつ、でも、立ち止まっている時間はないことも知りつつ、これから自分に何ができるのか、何をすべきなのか、問いかけています。一つ分かっているのは、やはり原発は要らない、その思いです。

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2回目の福島 2011年4月9〜10

 

9日、10日と福島にもう一度行ってきました。

今回は、女性3人で、南相馬市に住む共通の友人を訪ねる、南相馬への支援物資の輸送、津波の被害を自分の目できちんと観ること、そして先週お訪ねした避難所にもう一度寄り、アロマのトリートメントをさせて頂くことの4点が目的でした。

南相馬に住む友人は、原発から21キロの自宅を一人で守っていました。ご両親は、まだ、静岡の方に避難されていたのです。彼女の自宅は、津波の被害にこそ遭いませんでしたが、屋内退避という中途半端な避難状況の中で、気丈に振る舞っていました。

お家の中は、地震の後にキレイに片付けられていて、また、周囲の家も無事でしたから、そこにいるだけでは、地震があったとは信じられないくらいの感じです。

ところが、彼女の家から数分車を走らせれば、そこは津波の被害がほとんど手つかずの状態で残されていました。道路を通れる様にしてある分、その脇には瓦礫が積まれています。

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この家は残っているのに、あの家は流されたというような状況で、なぜそこに大きな違いがあるのかは、今後津波の威力を科学的に検証しなければわからないことだらけだそうです。

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朝日を浴びながら、カーテンをたなびかせている家があったり、二階部分だけが、残っていたり、道路はあちらこちら陥没していて、まだ水が引いていないところもありました。

避難勧告の場所にきわめて近いこともあり、まだ、津波の被害直後のままで、ご遺体などがそのまま眠っている可能性も十分にあるとの友人の説明でした。

周囲のにおいも、潮や重油やいろいろなものが混じっているようで、表現しがたいものがありました。

車を走らせては、止まり、写真を撮っているとどこからともなく、鶯の鳴き声が聞こえて来ました。その声だけ聞いているとそれはのどかで、一瞬自分がどこにいたかを忘れてしまいます。

ある道路では、周囲360度すべてが見通しの良い状態で何にもないことが不気味であり、また、その光景を目の当たりにしても、頭がその状態を理解できないという消火不良のような気分に落ちて行きます。

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震災以来、ニュースで何度も津波の様子やその後の被害状況を見ていましたが、ひと月経っても、余り変わらない状態を実際に自分の目で見ると、人間がなす術がないことを思い知らされるようでもありました。

福島、特に、原発の近い地域では、原発からの避難のニュースはまだ流されますが、津波の被害もこれほどあったことについては、むしろ余り報道されていない様に思います。

確かに、地震そのものの規模や、津波の被害は、宮城県や岩手県の方がひどかったかもしれませんが、原発を抱えた南相馬市やいわき市を始めとした福島県の市町村は、3重苦の状態です。時間が多少かかっても、瓦礫を除去して、復興して行ける場所と違い、福島は、瓦礫を除去することもできず、手つかずの状態が続き、家に帰れる見込みはないのが現状で、復興も今は全く見えないのです。

今日、政府は、今回の事故をレベル7に引き上げました。チェルノブイリと同じということが何を意味するのか私たちが本当に理解しなければ、日本の未来はないだろうとさえ思います。

大きな鉄塔もコンクリート製の電信柱も倒されていました。それでも、残っている木はたくさんありましたし、津波で壊れてしまった家の庭には水仙がけなげに花を咲かせていました。潮を被って尚、花を見事に咲かせるその生命力、根をしっかり張って、津波に負けじと立ち続けている木々。

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人間が作ったものは、どんなに安全と言われていても脆くも崩れ去るのに、自然のものは、逆に自然の力に対抗するように、いえ、共存しようとする力なのかもしれません。

どちらにしても、自然の前で人間の作り出した物がいかに無力で、人間は、植物と同様に自然と共有していく術を本気で考えなければならない時期が来たと言えるのはないでしょうか。

大きな宿題を与えられたような気持ちで、先週伺った伊達市の梁川高校に向かいました。

高校の体育館には、今も被災者の方が生活しておられますが、先週の約80名から、25名にと減っており、今日が、解散日になると聞きました。多くの方が、次の避難所に移って行かれるそうです。

リーダーの椀澤さまに声をかけて頂き、ストーブのそばに椅子を用意して、アロマテラピーによる手足のトリートメントをさせていただきました。

皆さん、気軽に受けて下さり、手や足を触らせて頂きながら、お話しを伺うことができました。

ある方は、浪江町に家があったそうで、原発からわずか7キロのところでした。秋田犬を連れての避難で、犬は、車の中に置いているそうですが、状況を把握していてお利口になっていて、外でのお散歩でしか、排泄せず、それ以外は車の中でおとなしく待っているそうです。

みなさん、一様に仰ることは、「とにかく、今は放射能漏れを止めて欲しい。それだけだ。原発反対については、今はそれだけの運動をするエネルギーはない。いずれ落ち着いたら自分たちも声を上げて行きたいけれど、今は元気な人たちにその運動をお願いしたい」とのことでした。

それは、まさに私たちに突きつけられている問題なのです。

私自身恥ずかしながら、何も考えずに電気はいつもあるものと、使ってきました。でも、知ってしまった今、元の生活には戻れません。

今、できることは、ホメオパスとして被災された方のお心やお身体を少しでも楽にしていただけるようなお手伝いをすること、そして、今を生きる者として、エネルギーの問題を政治家や官僚に任せないことだと思うのです。

ずっと、お休みしていたブログを震災に際して復活しましたが、これで、またお休みに入ります。

今後も別の手段を使って発信を続けたいと思います。

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